月ノ光




「でも、まぁ、目立った方があの人の情報も手に入れやすく…。」

「なんか言った、月華?」

小さく呟いた声が、桃香に聞こえてしまったらしい。


「いえ。なんでも。」


あの人のことは、まだ言えない。


「さて、そろそろ教室に行きましょうか?」


「だね。行こう、月華!」

2人が私の前に手を差し出す。