月ノ光




窓の真下まで来ると、より一層細く、強い光が差し込んでいるのが分かる。

そして、その光の指す先、
窓の向かい、入口からは見えない本棚の高い場所。


一冊の本が、淡い光を放っていた。

つい数日前、机の上に置かれた手紙と同じ光を。


「…クローディア、箒。」

<分かった。>

-パンッ

両手を叩き、箒となったクローディアに跨り、素早く本の元へと飛んだ。