月ノ光




裏表紙に付いた埃を軽く払うと、

「――――ッ!」

小さく書かれた金字が目に留まった。


「闇ノ…子……!」

空気が張り詰めた。

私の放ったその三文字に、みんなが顔を強張らせる。


「どういうこと…ですか?」

「どうもこうも、この原作を書いたのが闇ノ子ってわけだろ……。」