「当たり前だろ。どんな体質を持っていようが、月華は月華だ。」

フッと笑い、雅は私の頭に手をのせた。


少し照れくさいが、心地の良い手だ。


「じゃあ、月華についての本が見つかるはずだね!
探すぞー!」

やる気満々の桃香は一番に書物室の奥まで行ってしまった。


期限は三日。

その間に太陽ノ子の手がかりに、闇ノ子の情報を見つけなくては…。