だからこそ、みんなに私の体質がバレてしまった時、全てが崩れ落ちたような感覚だった。


…でも、誰も私を突き放さなかった。

突き放してくれなかった。


嬉しくてたまらなかった。


「みんなは、私を“人”として見てくれた。全てを知っても、“星宮月華”として見てくれた。

だから、封印を解けた。」