月ノ光




桃香は私の言葉を聞くと、ホッと息を吐き、

「ビックリさせないでよね!月華は月ノ子だから幽霊になんてなってるはずないのに、お屋敷の幽霊が月華だとかいうから…。

頭のなかパニックになっちゃたよー。」


安堵の表情を浮かべた桃香。

本当に桃香の表情は豊かで、見てて飽きない。


「ん…?住んでた?ちょっと待った、月華!東の館『大和』に住んでたってどういうこと!?」

桃香は驚きの顔にクルッとまた変わる。