「午後三時って、日食が始まる時間でしたっけ?」 「えーと…、あった。―うん、午後三時に始まると予想されてるよ。」 桃香が、まだ机に置いていた天体予想の本を開き、時刻を確認した。 …時刻まで予想してあるとは。 “ベテラン”は伊達でないらしい。 「ねぇ…一つ聞いていい?」 と、祐は恐る恐る、というように口をはさんだ。