「あたしの傷なら全然問題ないよ!って言うか、ちゃんと治るの見てから、窓見に行ったんでしょ、雅。
愛の回復魔法を疑ってんの?それとも…心配してくれたの?」

傷跡の無い腕を見せ、桃香はからかうように笑う。


「雅、随分と優しくなったじゃん。月華が来るまでは他人の心配なんて、あんまりしてなかったでしょ?」

次いで、祐までもクスクスとし始めたが…。