「いつまでそう言っていられるかな。期待しているよ、月ノ子が闇に染まるとね。 …ワタシは満月の光より、新月の闇が好きさ。」 闇ノ子は手を振って、そう告げた。 そのまま右手を真っ直ぐに上げ、何かブツブツと呟き始める。 「…――…――――ッ。」 -キーーン 高く、耳の奥に響くような音が数秒した後、闇ノ子の頭上に“黒い穴”が現れた。