「なんで…浮いて…。」 雅が小さな声で驚きを漏らしたのも無理はない。 「フフフッ。人が浮くのはそんなに不思議かい?出来ないことではないさ。禁術を使えば、ね。そうだろう?月ノ子…――。」 奇妙な声…。 私が月ノ子だと知っている。 そして、この雰囲気…。 ほぼ間違い無く、この人は…