月ノ光




「なんで…浮いて…。」

雅が小さな声で驚きを漏らしたのも無理はない。


「フフフッ。人が浮くのはそんなに不思議かい?出来ないことではないさ。禁術を使えば、ね。そうだろう?月ノ子…――。」

奇妙な声…。


私が月ノ子だと知っている。

そして、この雰囲気…。


ほぼ間違い無く、この人は…