陽と雅は似すぎている。
陽が雅の前世だと言っても良いだろう。


「俺が陽の夢を見たのも、その闇ノ魔法を知っていたのも、偶然じゃない…。」

私は、雅の言葉に対して静かに頷いた。


<前世か…。最初に我が雅を見た時は驚いたものだ。リーリエも陽のフェアリーによく似ている。>

そういえば、リーリエと初めて会ったとき、クローディアは何かぶつぶつと言っていたっけ。