書物室を出る。 どっちへ向かったのかなんて分からないが、足を止める気にならない。 勘で動いている。 脳裏に浮かぶのは、あの夢――― 「私の名前は…"バケモノ"。」 少女は、曇った瞳のまま言った。 少しだけ微笑んで。 ―――――――