「……っ!これ、月姫……関係……っ!?」


クローディアと話していると、一番入口から離れた場所にある本棚の方から声が聞こえた。


確か、あそこに行ったのは桃香だった筈だ。


遠いので、上手く聞こえなかったが、
"月姫"という言葉が耳に入ったので、何か見つけたのかもしれない。


「クローディア、行こう。」


クローディアを連れて、声の聞こえた本棚へ向かう。