月ノ光




聞こえるのは、密かに想いを寄せたあの人


――――陽。


いつものように、日が沈み始めたところでやってきた。


「陽…!」


笑顔で抱き付く傷だらけの少女。


陽に会うだけで、全身の痛みなど吹っ飛んでしまった。