月ノ光




「月華。」

「な、何?」


パッと本に向けていた顔を上げる。
声で俺だと分かったのか、少し焦るような声を出した。


さっき、目逸らしたとこだったっけ…。


でも、話しかけてしまったものは仕方がない。


聞こう。


「……星宮 陽って、知ってるか?」