月ノ光




「殴らない。俺は何もしない。」


優しい少年。


出逢って数分。


少年が優しいと本能的に分かった少女は、また少しだけ微笑んだ。


「なぁ、お前に名前付けてもいいか?」


少年は問う。


「名前?それなら、もう…。」