月ノ光




目を見開く少年。


「バケ…、モノ…?」

「そう。私は、母と父から、バケモノと呼ばれている。」


そうだった。

私の名前は無かった。


いや、本当に"バケモノ"という名前だと思っていた。


「お前の両親は、どこにいるんだ?」


恐る恐る、というように少年は聞く。