「…学校。」



彼女は15年間、学校というものに行ったことがなかった。



いや、行かせてもらえなかった。



"バケモノ"が行く学校なんて無い
…と。


「最近私が創立した学園でね。

もちろん、今すぐにとは言わないよ。

気持ちの整理がついて、君が学園に行きたくなったらで良い。」


学園長は微笑んで言う。