その子は俺のことを無視して 何かあたりをキョロキョロしていた。 俺はすぐに何か分かった。 「サイフだろ?白っぽいやつ。」 「それあたしのです、返してください」 返したいのはやまやまだったが さっき拾った白いサイフは ちょうど俺の机に 置いてきたところだった。 「そのサイフ俺の机の上にあるんだよ」 と俺が言うと、 その子はあきらかにダルそうな顔をした