「じゃあ何で、
ごめんなさい。って何回も言うんだ?
熱でうなされてただからかも
しれねーけど、お前の場合は違う。
俺には助けを求めてるようにしか
聞こえねーんだよ。」
先生はまるであたしの夢を見ていた
かのようなことを言った。
「・・・・」
「それに、前に優樹菜が言ってたんだ。
お前はバスケができないじゃなくて、
怖いんだって。」
「それで、
あたしにどうしてほしいわけ?」
いつもの私なら先生と話すだけで
ドキドキしてうれしいのに、
今はそんなんじゃない。
どうして、人の過去のことを
聞いてくるのだろう。
思い出したくもないあの過去のことを。
今のあたしの口調は
冷静でとても冷たく、
先生を好きだと思うような感じは
一切しなかった。

