那月さんに手を引かれてちゃぶ台の前に行くと、気配で起きたのか楓ちゃんが伸びをした。
「楓ちゃんおっきくなったよね」
「そうですね。縄張り争いが大変みたいですよ」
「………えぇっ!?楓ちゃんって男の子!?」
「そうですよ、知りませんでしたか?モモちゃんのお婿にいかがですか?」
てっきり女の子だと……
とっても可愛らしいい顔をしているし。
「モモはもう4歳だよ?ちょっと姉さん女房過ぎるんじゃないかなぁ」
「フフッ、モモちゃんの子どもがストロベリーブロンドでしたら楓の子ですね」
……流石、那月さんだねぇ。
最近モモが太ったなぁって思ってたら、なんとおめでただったんだよね。
那月さんはだいぶモモには会ってない筈なんだけど。
「でも、モモ4歳で初産だからちょっと心配なの」
「まだまだ大丈夫ですよ」
さてさて、何色の子猫が生まれるか楽しみになってきたなぁ。
子猫が生まれるなら、新しい猫じゃらしを用意しなくちゃ……
「花乃、食べてもいいですか?」
子猫に思いを馳せていて、那月さんの前にお重に置いて開けるところで手が止まっていたみたい。
「ご、ごめんなさいっ!」
あっ、そう言えばちゃんと食べるって事は、お仕事は一段落したのかな?
