想われたくて…‐姉と私とあの人と‐

「神崎様、志保様、お待たせしました。

双方共に了承を得ましたので、さっそく参りましょう!」


「ホントですか!?
やったぁ!ドキドキするね〜。」


「ん。楽しみだな!」


幸せそうな二人は顔を見合わせて、喜んでる♪


なんだかあたしまでドキドキしちゃうよ///


「私も、同行させて頂きます。木下と申します。」


木下サンが、近づいて、挨拶をした。


「「よろしくお願いします。」」


二人は声を揃えて木下サンに返事をした。

息ピッタリなんだなぁ♪




「では、こちらの車にどうぞ〜。」


車の中は、8月の暑さを感じさせない丁度イイ涼しさ。


きっと、木下サンが挨拶をしに来る前に、エンジンをかけといてくれたんだ。


免許を取ったばかりで、車を持っていないあたしは、この会社に入ってどこか行く度に、運転させて貰っていた。

最初は怖かったけど、だいぶ慣れた。




「では、出発しますね〜。」