あたしはトイレの個室で数分間泣いて居た。


途中、山口サンが様子を見に来てくれた。



「星来チャン、大丈夫!?」



「…ごめんなさい。大丈夫です。すぐに戻ります。」 


「わかった…。無理しないでね?」



そう言って山口サンは戻って行った。



しばらくして、個室から出た。



洗面台で、軽く目を洗う。



目が赤い。


でも、戻らなきゃ…。


変に思われるのも嫌だし…。


意を決して、みんなの所へ戻ろうとトイレを出た。




すると……








「――ッ!………木下サン―。」