「取り敢えず、座りなよ〜。」


「あ、うん。」


ベッドの横の、パイプ椅子に腰掛けた。






先に口を開いたのは、お姉ちゃんだった。 


「星来。あたしね、手を切断するって聞いた時……ホントにショックだった……。自分の一部が無くなるなんて、考えられなかったんだ。

何であたしがそんな目に合わなきゃいけないのって、とても冷静には居れなかった。

でもね……」



やっぱりあたしを恨んだんだろうな……。 


あたしがちゃんと注意してれば……


お姉ちゃんがこんな目に合う事無かったのに。


きっと、あたしがお姉ちゃんだったら……



あたしを恨んでるよ。