「あいつを好きになれたらどんなに幸せか……。でもどうしても、そういう存在としては、見れ無かったんだ。」


うん。


あんな風に想ってもらって……あんな人を想えたら、間違いなく幸せになれるよ……。


でも、木下サンは……


想え無かったんだね。


「あいつとは、別れる。……そして、お前とは、会社の先輩後輩の仲で居る!」

「そうですね……お姉ちゃんには、木下サンと幸せになって欲しいけど……

三人共、幸せになるためには、三人がバラバラになった方が、良いのかもしれない……。

そして、いつか……それぞれが想い合える人に出会えれば……きっと、みんな笑い合える……そうですよね?」


「そうだな……。」