またも、沈黙。



あたしは、カバンからポケットティッシュを取出して……




ズピィ――――ッッ




涙と一緒に出てた、鼻をかんだ。




………

………

………

………


「――プッ!」


木下サンが、噴き出した。


「アハハハハ――ッッ!!
お前、よくこんな雰囲気で、んな事できるなぁ!!」


大爆笑された。


だって……


我慢出来なかったんだもん……////


「やっぱお前、好きだわ!!――ククッ」


笑いこらえながら、何て事言うのよぉ……。


あたしの涙は、引っ込んだ。




「けど……」


急に木下サンが真顔になった。


「俺にとって、実来は……上手く言えねーけど、ある意味、大事なんだ。

惚れる事は出来なかったけど、2年間、あいつなりに俺を支えてくれた。」


あたしは、真剣に木下サンの話を聞いた。


木下サンの、お姉ちゃんに対する思いを……。