「どうし…今度はナメクジですか…。」

「リィチィ!塩!塩!塩だよぉ!!」

…塩って。こんなとこにあるわけないじゃん。第一ナメクジ消えても靴塩まみれになるじゃんよ。

「萌テンパり過ぎ!少し黙って!リナ、先生のとこ行こう?」

う~ん。
悠斗には何かあればすぐに言えって言われたけど…。変に心配させたくはない。
それに後少しで夏休みだし。

「大丈夫だよ。」

「でも、靴どうするの?」

「そうだよぉ。一緒に行ってあげるからさぁ。ね?」

それでもやっぱり心配させたくない。

「でも…。」

「リィチィ、変な所で我慢なんてしちゃダメだよ!!」

ここまで言われたら行かないわけには行かないよねぇ…。

「…うん。そうだね。」

また悠斗に迷惑かけちゃうなぁ…。