初めて来る悠斗の家。

本当なら嬉しいはずなのに今はそんなこと欠片も思えない。

ただ危険だと本能が訴えてくる。



悠斗に体をベッドに沈められる。

その時かち合った悠斗の瞳はいつもとは違って、獣が獲物を狙うかのようにギラギラとした光を宿していた。

「…ねぇ、悠tっん!?」

不安になって、名前を呼ぼうとしたらキスで口を塞がれた。

いつの甘いキスなんかじゃない。

荒々しくて強引なキス。

「んん~っ!!」

悠斗にこんな風にキスなんてされたくない!!

だから、悠斗の胸板を一生懸命に押し返しキスから逃れようとする。