総夜はしがみつくように腕を斎藤の背中にまわした




総「…ねぇ、一」



斎「うん?なんだ」




総「一に言わなきゃいけないことがあるんだ」




斎「言わなきゃいけないこと?」




総「うん」




斎「なんだ、言ってみろ」





総「実はさ…子供が出来たみたいなんだ」




斎「……えっ?」





目をパチクリさせ口をパクパクさせていた




斎「な、何だって?」




総「だから俺のお腹の中に赤ちゃんがいるの…分かる?」