総「うん。…たとえばさ、戦とかさ」



斎「!」



何とも言えないような顔をする斎藤



総「こう言うのもなんだけど、ここを離れて故郷に移動しようかなって考えてるんだ」




斎「…」




総「もう少し先で起こるであろう大きな戦に恐怖を感じるんだ…行きたいって思っていても、行くべきじゃないって俺の感が言っているんだ」





斎「感?」





総「うん。一には言ってなかったね。俺達霊狐族は人間とあまり関わってはいけないんだ」