総(時間がない…か、ということはそろそろこちらに気付いて動き出したのかな?)



なら、時間が惜しいな。早くこちらが動かなければこの戦いは勝てない。



総「…行こうか、希瑠哉」



希「えっ、いいの?」



総「あぁ、挨拶はすませたからな」



希「…そっか。でも、本当に良かったの?」



総「そう判断したから此処にいるんじゃないか」



希「…」



少し悲しい顔をする希瑠哉。けれど私はそんなの分かっていることだった



ただの自己満足でしかないのだと…



総「まぁいい、荷物は整頓したんだろ?」


希「うん」


総「じゃ、行くぞ」