近「そうか…」



総「長い間お世話になりました。」



近「何言ってるんだね。君達は我々の仲間であり家族なんだぞ。」



総「!」



近藤さんの言葉に涙が込み上げてきた。


『家族』


それは私にとって最も言われたかった言葉だ。


勿論、凛にも言われたけど何が足りなかった。



近「た、橘君!」



総「い、いえ。なんでもありません。」



近「本当か?」



総「はい、ただ…」



近「ただ?」



総「嬉しかっただけです。そんな風に優しく言われたのは人では初めてですから…」



近「…」