総「すまない。奴のしっぽを掴んだから速めにと思って」



眞「分かった、許可します。だけどたまには皆の稽古をしてやりなよ、局長さん」


総「あぁ」



眞「はい、これ鍵ね」



総「あぁ、すまない。」



眞「余り無理はするなよ。皆これでも心配してるんだからさ」


総「分かってるよ」


ガチャ



バタン



総夜は眞由美から鍵を貰うと部屋を出た



眞「分かってない癖に……いよいよ始まるのか……無理はして欲しくないなぁ……母さん」



眞由美の言葉は誰にも聞かれず消えていった。