正直、総夜が遊びを始めるなんて思いもしなかった。 あの時、浪士を殺したらそのままとんずらするのかと思っていたから。 きっと総夜には考えがあるんだ。 「此処まで来ればいいかな。」 俺は民家の屋根の上に座り込んだ。 「・・・・総夜も彼奴らなら、新選組なら信用してもいいかなって考えてるのかな?」 満月に向けて顔を上げた。 「ん?」