ギュウ




俺は震えながらも、抱き締め返した。





何故震えているのかも分からずに…




総(だけど、私達の役目は果たさなくてはならない。どのみち潮時だな。)




すると・・・



斎「例え、利用される存在だとしても俺達は、あんた等の事を裏切ったりはしない…だから…」




総「!」




俺自身、こんな言葉を言うとは思わなかった。




驚いている俺に対して鬼龍院は意外そうな顔をしている。





総(裏切らない…か。もし、本当だったらどんなにいい事か。…こんな気持ちになるなら、初めから皆に会っていたらこんな風にならなかったのかな?)