「しぃに避けられるのすごい傷つく。俺のこと見たくないならそれでもいい。でも・・・もう逃がさないから」




顎にあった手はあたしの目を覆い、そのまま唇に温かいものが触れた。



えーっ!!!待って!
あたし矢野にキスされてる!!


しかも離れては何度もくっついて腰に回された手は離さないと言わんばかり。



ち、ちょっと待ってあたし
ファーストキスなんですけど!!




「やっ、ち、ちょ、や、やの・・・」




目は覆われてパッチリと開けても矢野の手のひらしか見えない。


どんどんと胸を押すのに片手だけであたしを抱きしめてる腕はやっぱり男の子。




じゃねぇや。早く離せ!!
お腹のマグマが噴火しちゃうだろう!!