「ミ、ミチルそれって!?」



「あたしが樹を見て切なそうにしてたならさっさとしぃとくっ付けってことよ!それに不器用だなって見てた。後はしぃの嫉妬心に火を付けたかっただけ。あたしが好きなのはね・・・」



「ちょっと待った!!」



あかーん!!お姉さんそこは先に子犬に言わせたってください!!


その先を言いかけたミチルを止める。クスっと笑ったミチルはあたしが言いたいことを察してくれたみたい。



さあ、子犬。君の見せ場だよ。



ミチルの前に跪いた洸は真剣な眼差しをミチルだけに向けた。



「ミチル、僕は樹みたいにかっこよくないし、譲みたいに頭がいいわけじゃないけれど・・
・ミチルのことが大好きです。僕の彼女になってください」