その声にあたしも矢野も反応して顔を向けた。




「洸!」




「2人がラブラブだから邪魔しないでおこうと思ったけど・・・」


「あっ、洸、ちょっと何やってるのよ」




愛衣たちはどこからか見てたのか急に近づいて来た。でも洸はあたしたちに近づいて手錠に鍵を掛ける。


抱きしめられてるけどようやく解放された手。


矢野もあたしも真っ赤になってた。そして静かに矢野の手を離す洸。


あたしの肩に手を置いてぐいっと自分に引き寄せた。




「しぃ、僕と付き合おう」