「じゃあ、朝ご飯にしようか」
御子柴さんが空気を変えるように、パンパン、と手を打つ。
そして、
「真生、君にはちゃんとミルクティーを淹れてあげるから、機嫌を直しなさい」
と、実にかわいらしいことを言い放った。
ミルクティーって!!!!
お姫様か!?
けれどその言葉を聞いて、真生は機嫌を直したのか、すっと立ち上がると私に何も言わずに部屋を出ていく。
多聞も後に続き、弓削兄弟も相変わらずわちゃわちゃしながら出て行ってしまった。
「あの……私、ちゃんとやっていけるんでしょうか……」
個性的すぎるあの四人のマネージャー……。私が?
仕事とはいえ、本当にできるんだろうか。
