年は変わらないくらい?
それとも少し上だろうか。
本当に、人形のようだ。
圧倒的に美しいそのひとから目が離せない。
でもこの顔、どこかで見たことがあるような……
誰だっけ――
思い出そうとすると、胸の奥がざわざわする。
もしかして元アイドルとか?
子役?
いや、違う。こんなきれいな子がいたらやっぱり忘れない。一度見るだけで、ぱっと目に焼き付く美貌だ。
あれこれ考えながらぼーっと見とれていると、
「彼ら四人が、藍田さんに面倒を見てもらう『Saw At』(ソーアット)のメンバーだよ」
御子柴さんが、にこやかに言い放ち、それから私のもとにつかつかと歩み寄ってきて、両手を肩に乗せた。
「よろしくね、マネージャーさん」
「え……」
「うん」
「っ……えええええええええ~!!!!!!」
