十五畳くらいの広さの会議室は、電気が消えていて薄暗い。
カーテンの隙間から太陽の光が差し込んでいるから、それでかろうじて部屋の中がわかる程度だ。
まず、中央に長テーブルが六つ寄せられて、テーブルの上は紙の束や雑誌なんかがごちゃごちゃと散らかっている。
そしてパイプ椅子を並べて作った適当なスペースの上に、明らかにぐったりとした複数人の男の人たちがゴロゴロと転がっていた。
その絵はまさに死屍累々としか言いようがなく、ごくりと息を飲む。
「あの……ごはん、ですよ……」
ちょっと気が引けて、小さな声で囁く。
けれど誰もピクリとも動かない。
そりゃそうだ。死んだように眠ってるもんね。
とりあえずカーテンを開けるか。いやでも目が覚めるだろうし……。
