そして、あっという間に放課後になった。

「今日はお父さまからお話があるらしいからどうしよう、会社に行ったほうがいいのかな?奏ちゃんに聞いてみよ。」

「奏ちゃん、今日ってお父さまの会社に行けばいいの?」

「そうだよ。」

「ちょっと、家に帰ってから行きたいんだけどいい?」

「あぁ、いいぜ。俺、今日野々歌の所に乗せてもらうから。」

「うん、わかった。じゃあ、行こっか。」

「あぁ。」

「じゃあね、バイバイ。」

そう、野々歌が言うと…

「バイバイ、野々歌」[未来]

「野々ん、バイバイ」[ルシア]

「野々歌ちゃん、またね」[幸人]

教室に残っていた未来、ルシア、幸人が返してくれた。