「えー!!!」

野々歌のその声は教室どころか、その階一帯に響いた。

「西條、静かにしろ。」

先生が野々歌のことを注意した。

野々歌はまた

「はひぃ。」

と言う変な返事をしてしまった。

「じゃあ、若葉。西條の隣りな。」

「はい。」

そう言って奏夜は、野々歌の隣りの席に座った。

野々歌はまだ唖然としていた。