〜未来side〜

「あの、私…あなたのことがずっと好きでした。良かったら付き合ってください…」

頬を赤らめた未来も前にいるのは、龍。

未来の好きな人とは龍だったのです。

龍はそんな姿をみて少し戸惑い気味に

「ゴメン、俺好きな人がいるんだ。」

未来は息をすって

「分かってた。」

っと言った

龍は驚いた様子で

「いつからだと聞いた。」

「最初から。一目惚れだったでしょ。」

「おぅ。」

未来はその返事を聞き、ものすごく大声で

「櫻庭くんのバカヤロー」

と叫んだ。

龍は戸惑い気味だったが

未来は

「はー、スッキリした。私を振った罰だよー。」

といい屋上からでてゆこうとした。

そのとき龍が

「立花さんはそれでいいの？」

「それでって。」

「諦めるんだ。たったそのくらいの気持ちだつたんだこの告白なんて。」

「違う。」

「違わない。」

「違うもん。」

「違わない。」

そのとき、未来の目から涙がこぼれ落ちた。

「我慢してたけどでちゃったじゃない。本当はすっごい悔しいでも、私ね思うの自分の好きな人にはたとえその人が私でなくても好きな人と一緒にいてほしいって。」

そう言うと未来は屋上からでていってしまった。

龍は風にもってゆかれそうなほど小さな声で

「ゴメンな。立花。」

とつぶやいた。