『冬嘉が応援してくれたから、勝てたかも。』
優しい笑みであたしを見つめる蓮。
・・・・・・・・ぅう・・・。
そんなこと言われたら、胸がキュンってなるじゃんかぁあ!!!!
「・・・・まあ、あたしのおかげだよねッ!!!」
あたしは包帯や湿布やらを取り出して、蓮の足元に貼った。
『ぷっ、自分で言うなよ。』
「~~いいのッ!!!」
痛そうに腫れる蓮の足にそっと湿布をつけた。
「凄いね・・・蓮は。」
『は?』
蓮はきょとんとした顔。
ついあたしの口から出てしまった本音。
「・・・・ッ何でも無いからっ!!!」
そう言ってあたしは包帯を巻こうとした・・・・・・・・。
グイッ!!
「・・ッきゃぁ!?」
トサッ・・・
な、何・・・・!?!?


