「えっ・・・」
『!?』
『おい、麗華ッ・・・』
あたしと蓮と康輝君の声(?)が重なった。
信じがたい光景。
麗華ちゃんが、蓮に・・・・・・・・・・・キスしている。
あたしたちは固まっていた。
麗華ちゃんはそっと唇を離すと、クスッと笑った。
あ・・・・・・ありえなぃいっっ!!!!
心の中で叫ぶあたし。
蓮は少し固まっていたが、少しして、無表情・無言で自分の唇を手で拭った。
そして・・・・・・・・・・
あたしの腰に腕を回し・・・・・・・・・・
甘いとろけるようなキスをした・・・。
「んんッ!?!?」
『きゃあっっ!!!』
『も、守谷たちっっ・・・』
今度は、あたしと麗華ちゃんと康輝君の声(?)が重なった。
あたしの口内に侵入してくる、熱い蓮の舌。
!?
ゆっくりとあたしの歯や歯ぐきをなぞってゆく。
ヤバイっ...!!
「ふッ・・・れんッ・・・んんッ・・・・」
あたしは立っているのがやっとという状態。
蓮に腰を支えられてなければ、多分立てられない。
そして、ゆっくりと唇が離れた。
「ッはぁッ・・・はっ・・・」
『消毒。』
息絶え絶えで真っ赤な顔のあたしをよそに、蓮はにこりと意地悪く笑う。
『これだけで疲れちゃった?』
まだまだいける、とでも言うような蓮。
・・・・・・・・・こいつ・・・・・・・///
ぽかんとする麗華ちゃん。
はやしたてる康輝君。
キス魔の登場・・・・。


