またあたしが好きって言ってくれるかな…?
…馬鹿なあたしだけど、それでも良いって言ってくれる?
あたしがあの時欲しかった言葉は…
あたしがあの時して欲しかったのは…
「…蓮ッ…」
やばっ。また泣きそ…
『…冬…嘉…』
え……?
あたしを呼んだ?
蓮が……
まだ寝ている蓮。
…寝言?
……嬉しい。
どうして……?
「…ック…嬉しいッ…よぉッ…ヒクッ…」
あたし今日何リットル涙流しているだろうか。
それでも涙は流れる。
あたしの体の中の水分無くなっちゃうよ?
蓮のせいで…。
あたしは泣きながらもフフッと微笑んだ。
すると……
『……泣いてんの?』
いつの間にか起きた蓮が、あたしの事を見つめてこう言った。
…お、起きた…!?!?!
「何でっっ…!!!
ってか、な、泣いてませんからっ!!!」
…あたし本当に馬鹿!!
何こんなときに強がってるのよ!!!!!
可愛くない…
『泣いてるじゃん。』
呆れ顔の蓮。
蓮と話してる…
そんな些細な事だけど、凄く嬉しく思えて。


