――休み時間。
あたしは一年の教室…三階へと上って行った。
周りからの視線が痛いよぉ…(泣)
き、気まずい…
………。
ていうか蓮って何組?
ああ~~……。
あたしの馬鹿……。
ええい!
今廊下に居るあの…男子3人組に聞いちゃえ!!
「あ、あのぉお…」
『はい?』
先輩なんだから!
何緊張してんの、あたしってば!!
「蓮って…何組ですか?」
『あ、蓮は俺らのクラスですけど…
今日は何か、後から登校してくるみたいなんで、今は居ませんよ。』
「あ、そうなんだぁ…
ありがとう……」
蓮……何でだろう?
あたしが考えていると、男子3人がニヤニヤと笑った。
『もしかして、海宝さんですか?』
男3人組の真ん中の一番チャラチャラしている人に聞かれた。
「え…まあ…」
何で知ってるの…?
『噂で聞いてますよ♪
蓮の彼女だって♪』
…ああああ~~っっ!!!!
噂流れてたんだっけ…
(↑忘れっぽい)
『でも分かるなぁ~…
蓮がどうして海宝さんを好きになったのか…』
え!!?
「どっ…どうして!!?」
それを聞くためにここまで来たんだから!!!!!
『え~…だって、海宝さん……
可愛いから。』
へ?
か、可愛い?
ちょっ、
…ええええ!?!?!
「何言って…」
『冗談じゃないっすよ。ね?』
すると他の2人が頷いた。
…こいつら…何か変だ。
すると、男子3人はあたしを取り囲んだ。
へ!?
……何!?!?!


