『でも蓮君どっか行っちゃって…すみません!』 「ううん!!大丈夫!」 それは無いよ。 『では、さようならっ』 「うん、ばいばーい♪」 きっと麗華ちゃん、何か勘違いしちゃったんじゃないかな? そして、あたしは再び蓮を探し出した。 ……その時。 『海宝さんだぁ~』 今日はやけに呼び止められるな… あたしはゆっくりと振り返った。 …………っ。 あたしは、身動きがとれなくなった。 『どうしたの~?』 『蓮探し?』 『今日も可愛いね~』 ………あの3人組… あたしは何も言えない。 怖くて。