部屋に運ばれてきた夕飯をもくもくと食べる。
畳の上の四角い大きなちゃぶ台の上に広げられた豪華な料理。
それを食べるあたしの前には、蓮が不満そうな顔をしている。
あたしはただひたすら黙って食事をとる。
『とーかー?』
「うるっさい!!」
蓮の馬鹿馬鹿!!
もうちょっとムードってもんがあるでしょ!!?
いきなり゛気持ちよかった?゛とかさ…(照)
あたしは、漬物のきゅうりにブスッと箸を刺し、怒りを表す。
(↑注:良い子は真似してはいけません)
『ほっぺたまだ痛いんだけどー』
「知らないッ!!」
そう、あたしがビンタしたから…(汗)
そういう時はさ、゛寒くない?゛とか思いやりの言葉をかけてよ!!
思いやり!!!!
(↑ここ強調)
『ってか寿司じゃん♪』
…あ、そっか。
海鮮系好きなんだっけ。
嬉しそうにお寿司を頬張る蓮。
そういう所がちっちゃい子みたいなんだよな~…
苺にちっちゃい子か…
…ってあたし何考えてんだろ。
『飯食べたら風呂入るだろ?』
「…………うん。」
…そっか、お風呂…
此処のお風呂、温泉で有名なんだっけ!!
途端に、あたしは嬉しくなる。
あたしは温泉が大好きなのだ。
『つーかさ…
いい加減機嫌直せば?』
…な、直せばーー!?!?
だからどんだけ俺様なんだよ!?!?!


